新年事始 読書 和解する脳

和解する脳

和解する脳

脳科学者と弁護士の対談形式です。

人間はなぜ争うのか?脳科学の観点から考えた上で、
法廷でなく話し合いで解決する方法を探っています。

人間が争うのは再帰を考えることができ、有限を理解するから。

裁判は法的権利→法的要件→具体的事実を示すという流れですが、
裁判官のソフト(経験則)に依拠するという限界がある。
直感の部分と理屈の部分を行ったりきたりしながら結論を出す。

話し合いで解決するために相対的な快を得るようにまず意識し、
また理をつかうタイミングを考えるようにするとのことです。

ところところでてくる実験で思わず笑ってしまうとともに
人間行動にたいへん示唆を与えている思いました。